交通事故

交通事故

事例3 損害賠償金額と過失割合が共に問題となったケース

事故態様

依頼者が交差点で一時停止していたところ、隣の車線から右折してきた相手方車に巻き込まれて衝突

事故状況

  • 右折車線が2本あり交通量の多い交差点。
  • 事故状況につき争いあり。

過失に関わる事情

戦略

(1)早期の詳細かつ具体的な主張

現場写真や実際のバスの進行状況について、詳細な主張を早期に行う。

(2)事故当初の説明内容による弾劾

刑事事件記録等を閲覧し、事故当時の双方の証言内容を確認、主張することで、事後的に付加された相手方に有利な事実を弾劾する。

(3)基準の活用

自営業のため収入に関する客観的な証拠がない場合であっても、客観的な基準(賃金センサス)に基づき、逸失利益の主張を組み立てる。

結果

相手方は事故鑑定書を提出して、こちら側の過失を認定させようとしましたが、(1)によって主導権を握っていたことや(2)による弾劾が奏功し、過失に関する裁判官の心証はほぼこちらの主張どおりとなりました。

他方、(3)による主張を行ったものの、客観的資料がないと判決ではこちらの主張を認めにくい旨の裁判所の示唆を受け、最終的には裁判所和解案に従うことで、当初見込額を確保することができました。

解決実績

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